投稿者: 管理人
コメント: >あかさん
ご質問ありがとうございます。
低用量クエチアピン(セロクエル)では一般的に催眠効果(抗ヒスタミン作用)があって、不眠に処方されることがあります。そうした使用における副作用として、研究ではむずむず脚症候群、アカシジア、肝毒性といった副作用が報告されています。研究で用いられた用量は25mg~200mg/日で50mgと決まっているわけではありません。わたしの場合は減薬が進むにつれ6mgでも効果を実感しました。
作用と矛盾する副作用はクエチアピンに限らずいろいろな薬であり得る可能性だと思います。おっしゃるとおりそれは治療用量を服用した場合かもしれないし、他の要因も関係あるかもしれません。どんな場合に出やすい傾向があるか、それはマニュアルを読んだだけではわからず、それゆえに主治医によく相談なさったらよろしいかと思います。
参考:Julie Karsten, Loes A Hagenauw, et al. “Low doses of mirtazapine or quetiapine for transient insomnia: A randomised, double-blind, cross-over, placebo-controlled trial”. Journal of Psychopharmacology. Mar;31(3). DOI: 10.1177/0269881116681399. 327-337. 2017.
Holly V Coe, Irene S Hong. “Safety of low doses of quetiapine when used for insomnia”. Annals of Pharmacotherapy. May;46(5). doi: 10.1345/aph.1Q697. 718-22. 2012.
日付: 2021/05/26 16:29 投稿ID: AMBn9zCTto84yqjD1454