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2024年3月18日 8:53 PM #1005yoshi参加者
管理人様は熟睡できておられるようなので、とてもうらやましいです。
私の場合は、熟睡ができません。そこそこの睡眠で減薬しています。(今回は眠れないのでステイしています。)
いつも、服薬3時間後ほどで目が覚めて離脱症状(しびれや嘔吐感など)があり、再入眠もできません。
発生時間から超短時間タイプのマイスリーの離脱症状ではないかと思っていますが、そうであれば何とかしたいです。1.マイスリーは半減期が超短期間なので、身体依存形成されていない場合は急な断薬が可能とのことなので、デエビゴに置き換えてみる。
2.その後、離脱症状が強く出るようなら身体依存形成されているので、同力価のレンドルミンに置き換えてみる。
フルニトラゼパムは継続して減薬する。
など考えています。
次回主治医に相談してみようと思いますが、同じような離脱症状の事例など参考になることがあれば教えて頂けないでしょうか。
よろしくお願いいたします。2024年3月19日 11:35 AM #1006管理人キーマスター拙書『ベンゾ系睡眠薬・抗不安薬からの~』の228~232ページはお読みになったのでしょうか?
マイスリーもフルニトラゼパムもいじらずに、単純にデエビゴを投入すれば良いだけでは?
2024年3月19日 2:45 PM #1007yoshi参加者はい、他剤利用のことは読ませていただきました。
マイスリーを服用しているかぎり、短時間で薬が切れ、
ステイを続けてもその時間帯に離脱症状で起こされてしまっていると思えるので、
マイスリーは無くさなければならないと考えました。主治医は睡眠剤の処方は2種類までと言っていまして、
マイスリーを他剤に変更してどうなるのかは、不安なのですが、
就寝後短時間での離脱症状を何とかして睡眠改善出きればと思っています。また、アシュトンマニュアルにはマイスリーからジアゼパムへ置き換えるように記載されているので
やはり超短時間型は減薬が難しいのかとも思っています。
よろしくお願いいたします。2024年3月20日 11:21 AM #1008管理人キーマスターなるほどです。
超短期型のマイスリーを別のベンゾに置換するならジアゼパムが第一候補になります。レンドルミンも短期作用型(マイスリーよりはちょっと長いが)なのでレンドルミンに置換する事例は聞いたことがありません。
主治医は2種類までと言っている、とのことですが、
置換する場合、アシュトンマニュアルにも書いてある通り一気置換という事はせず、何週間かかけて徐々に置換先の薬に変更していくものです(そして万が一ジアゼパムが合わなかったらすぐにマイスリーに戻す)。置換のため一時的に3種類の処方になることは、主治医にはお許しいただきたいものです。参考:アシュトンマニュアルの58ページ以降の減薬スケジュールをご覧ください。
2024年3月21日 11:03 AM #1009yoshi参加者ありがとうございます。
睡眠改善のため、
催眠効果のあるレンドルミンのほうが良いのではと考えました。
ジアゼパムが第一候補とのことですね。
3種類処方のことなど、主治医に相談してみます。2024年4月3日 7:51 PM #1027yoshi参加者こんにちは
現在フルニトラゼパム、マイスリーともに、14%減ステイ状態 となっています。管理人様は、別府宏圀先生による見解
半減期の短いBZDを微量減量するのは不可能であり、時間を空費することにもなるので勧められない。
についていかがお考えでしょうか。
私の場合マイスリーが同様の症状です。これを踏まえて、
私の主治医に、マイスリーをジアゼパムへ置き換える相談をしました。
主治医からはジアゼパム置き換えは反対されました。理由は主に次のようなものでした。
・ジアゼパムに置き換えても退薬で同じく苦しむことになる。
・まず睡眠を確保することが重要で置き換えるならば睡眠薬が良い。(ジアゼパムは睡眠薬ではない)
・デエビゴ10mg+クエチアピン25mgを追加処方するので毎日服用する。(2剤を超えるが了解する)
・超短時間型のマイスリーが問題なので同時に(1/8~4/1減などで)早めにマイスリーを減断薬する。
・マイスリーの毎日一気断薬の離脱症状を実感しているのだから、睡眠が取れれば耐えられる。主治医は離脱症状について、全く否定するものではないのですが、多くは睡眠不足が引き起こしていると言います。
マイスリーは毎日一気断薬しているようなもので離脱症状を毎日体験していることになるのですが、
このためか、服用後2~3時間後に中途覚醒して頭痛むかつきなどの離脱症状で睡眠がとれず、長期ステイとなっています。
日中は離脱症状はあるものの、比較的軽く安定しているように思います。
マイスリーによる睡眠不足が問題と思っています。半減期の短いBZDを微量減量するのは不可能との見解もある中で、ジアゼパムへの置き換えができず、別剤を追加された状況です。
与えられた薬剤の中で主治医の言うようにマイスリー減薬量を増やすなどいろいろ思考錯誤して進もうと思いますが、
管理人様でしたら、どのように判断されますでしょうか?2024年4月3日 7:55 PM #1028yoshi参加者失礼しました。
ベンゾジアゼピンの離脱症状はいつまで続く はアドレスのみ記入したのですが、余計な画像などが表示されてしまいました。2024年4月4日 12:35 PM #1029管理人キーマスター・別府先生の記事について:
回答→
まず、超短期作用型ベンゾ(ハルシオン、マイスリー。半減期2時間)と短期作用型ベンゾ(プロチゾラム、デパス、アルプラゾラム。半減期6時間)とで区別させてください。
別府先生の記事では短期作用型のプロチゾラムでは「毎日、一気断薬を繰り返すような状態」になり減薬は不可能とありますが、短期作用型プロチゾラムやソラナックスを置換せず、そのまま減薬し断薬まで成功している人はいます。代謝には大きな個体差があり、例えば短期作用型ベンゾのアルプラゾラム1日1回の服用でも減薬の影響が翌日にでる(半減期からすると遅くとも半日以内には出そうだが)という人もいました(その方は就寝前のアルプラゾラム1日1回の服用で水溶液タイトレーション法により断薬できました)。そういう場合はもちろんジアゼパムに置換する必要はありません。アシュトンマニュアル27ページには次のように書かれています。
「ベンゾジアゼピンの代謝速度には個人間でかなりの変動があります」超短期作用型ベンゾ(ハルシオン、マイスリー)だと、確かにそのわずか2時間という短すぎる半減期でおおよその人が「毎日、一気断薬を繰り返すような状態」になり、それゆえに「アシュトンマニュアル」でもそのように述べられています(アシュトンマニュアル27ページ参考)。アシュトンマニュアルのその該当セクションでアシュトンが言及している薬剤は「ハルシオン」だけです。英国ではアルプラゾラムも大いに処方されていたはずです。ハルシオンのみに言及したのは、臨床体験からアルプラゾラムくらいの半減期となると「すぐにキレ感を感じてしまう患者」から「中期作用型並みに代謝が遅くうまく持続する患者」まで個体差の大きさをアシュトン自身が臨床で目の当たりにしたから、ではないかと推察します。
・「主治医からはジアゼパム置き換えは反対されました」
以下回答:
「ジアゼパムに置き換えても退薬で同じく苦しむことになる」
→ 今はマイスリーの投与間離脱(服用後2~3時間後に中途覚醒してしまう)を回避するのが最優先課題であるはず。「まず睡眠を確保することが重要で置き換えるならば睡眠薬が良い。(ジアゼパムは睡眠薬ではない)」
→ ベンゾはそれぞれ「抗不安剤」「催眠剤」「抗痙攣剤」に分類されますが、それぞれ多少の性格の違いを示しているだけであり(抗不安作用が強め、とか催眠作用が強め、など)、ジアゼパムについても催眠作用はそれなりにあります。実際、米国ではフルニトラゼパムが処方中止になって以降、催眠剤に分類されるベンゾは無くなりました。しかし、残った抗不安剤に分類されるベンゾ(アルプラゾラム、ロラゼパム、ジアゼパム、リボトリール)が、不眠や睡眠障害に対し普通に処方されています。映画「メディケイティングノーマル~薬害なき処方を」の中で、不眠にロラゼパムを処方されそれが実際よく効いたもののロラゼパム離脱の被害を被った女性が描かれていますのでご覧になってみてください。
しかし、以上のような説明が難しければ、ジアゼパムほど半減期は長くないもののニトラゼパム(ベンザリン。半減期15-38h)という、ジアゼパムと同じ力価で「催眠剤」に分類されるのものがあります。それを主治医に提案してみてはいかがでしょうか。「デエビゴ10mg+クエチアピン25mgを追加処方するので毎日服用する」
→ 悪くないのではないでしょうか。「超短時間型のマイスリーが問題なので同時に(1/8~4/1減などで)早めにマイスリーを減断薬する。」
「マイスリーの毎日一気断薬の離脱症状を実感しているのだから、睡眠が取れれば耐えられる」
→ 早めに減断薬するはどんな場合でもNGかと思います(重度の奇異反応が発生した時のみ仕方なし。稀なケース)。毎日感じているキレ感による離脱症状は中途覚醒だけかもしれませんが、それはちゃんと毎日ステイで服用を続けているからであって、マイスリーを完全に断薬後しばらく経ってから徐々に不眠以外の様々な離脱症状が出てくる可能性もあります(離脱症状の発生には遅発性があります。もちろん長期作用型の方が遅発性が高いですが、短期作用型でもそれは起り得ます。参考文献:Vikander B, Koechling UM, Borg S, Tönne U, Hiltunen AJ. “Benzodiazepine tapering: A prospective study”. Nord J Psychiatry 64:273–282. 2010.)。2024年4月5日 3:30 PM #1041yoshi参加者管理人様
ご意見ありがとうございます。
主治医はジアゼパム含め、他ベンゾへの置換は了解してくれません。
あまり食い下がると心象を悪くする可能性が高く、説得が出来ない状況です。
テーパリングの効果についても懐疑的に思っているようなので、相談がうまくかみ合いません。まずは、主治医案でデエビゴとクエアチピンで様子をみながら、マイスリー減薬を進めてみます。
断薬までいかずともマイスリーの減薬とともにキレ感による中途覚醒が緩和されることを期待しています。また、ニトラゼパムではなくて、フルニトラゼパムならば処方されているので置換可能なので、ある時期に同力価へ置き換えることも考えています。
管理人様は、クエアチピンを利用されたとのことですが、毎日服用だったのでしょうか。それとも不眠時のみの頓服服用でしたでしょうか。
クアチピンの減量はどのような時点で減量判断されたのでしょうか。
また、後半はクエアチピンからリフレックスに変えられたとのことですが、どんな理由で変えられたのでしょうか。
クエアチピンの服用について参考にさせていただければと思います。
よろしくお願いいたします。2024年4月6日 11:25 AM #1047管理人キーマスタークエチアピンとミルタザピンの活用につきましては、わたしの場合の使用感想も含めて拙書『ベンゾ系睡眠薬・抗不安薬からの安全な離脱方法』の230ページ~232ページに書いてありますので改めてお読みください。
2024年4月6日 12:45 PM #1048yoshi参加者管理人様
超短期型での遅発性のこと、ありがとうございました。クエアチピン活用についての貴著書の同部分については、質問事前に興味深く読ませて頂きました。
そして、どんな時に服用されたのか服用頻度や、クエアチピンの減量判断、リフレックスへの変更経緯なども知ることができればさらに参考になると思い、投稿させて頂いた次第です。
もしよろしければ教えて頂けないでしょうか。また、フルニトラゼパムへの置き換えについても事例や管理人様のご意見が頂ければありがたいです。
無知による不意打ちを避けたいと思っております。
よろしくお願いいたします。2024年4月6日 1:02 PM #1049yoshi参加者現在、他薬剤の影響のこと著書を参考にクエアチピンを少量12.5mgより連日服用しているところです。
まだ睡眠効果は感じませんが、離脱症状に影響がなければ増やそうと思っています。2024年4月6日 4:00 PM #1052管理人キーマスターあくまで私の場合ですが、クエチアピンとミルタザピンで困ったこと(副作用や離脱症状など)を経験したことがないので記録も記憶もありません。書籍に書いたことが全てです。
フルニトラゼパムへの置換についてはジアゼパムへの置換の場合と同じように考えて行えばよいと思います(ジアゼパム換算値が違う事だけ考慮して)。アシュトンマニュアルに書いてある通りです。
2024年4月6日 9:47 PM #1058yoshi参加者クエアチピンのことわかりました。
管理人様のおかげで現在安定できており感謝しております。
著書、この場でのご意見は大変ありがたいものです。
主治医が危険な提案をしている場合にも気づくことができますし。次回受診時、ニトラゼパム、フルニトラゼパムへの置換など、ご意見を参考に主治医と相談してみます。
2024年4月7日 7:56 PM #1069管理人キーマスター比較的安定しているのですね。良かったです。
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