原則として、離脱症状を発症した場合は、ベンゾジアゼピンを以前の投与量に上げ、容態が安定してから後、徐々に漸減する必要があります(引用元:「米FDA ー ベンゾジアゼピン薬のブラックボックス警告更新要請」。
3/4錠への戻しで十分忍容可能なまでに落ち着いたのならそれで良いですが、まだとても忍容可能とまでは言えない、となると元々の用量に戻すべきとFDAは述べています(元々の用量でもまだ足りず増量するケースも少なくありません)。
しっかり用量を戻して安定化させた後、マイクロテーパリング法での減薬を検討してください。拙書の第5章と第6章、130ページ~221ページにかけて書いてある減薬法です。
リーゼは力価が小さめですが、だから他のベンゾより減薬がラクだとは判断しない方がいいです。最強力価リボトリールでもあまり苦労なく漸減できる人もいれば、最弱グランンダキシンで極めて困難する人もいます。