拙書『ベンゾ系睡眠薬・抗不安薬からの安全な離脱方法』はお読みいただいてますでしょうか。
「第3章 ベンゾジアゼピンの具体的な作用機序」の「3-3 離脱症状発生メカニズム」(87ページより)にて解説しているように、離脱症状を発生させているのはベンゾではありません。自身の興奮系神経システムの暴走が離脱症状を発生させています。ベンゾはむしろそれを防ぐ防波堤のような役割をしています(163~173ページでアマゾンの川と防波堤のイラストで例えて解説していますので、そこも改めてお読みください)。
ですから「痙攣により減薬が進まない、減薬が進まないから痙攣が続いている」わけではありません。逆です。「0.1mlというほんの僅かな減量であっても減薬の進めすぎ」ということです。
「離脱症状を耐えて、もう少し減薬を増やす勇気も必要でしょうか」
-> さらに離脱症状が悪化し、場合によってはクラッシュしてしまう可能性もあり危険です。上記で述べたように基本的なメカニズムを把握していれば分かることです。
あくまで私だったら、という仮定で回答します。私だったらある程度用量を戻して、離脱症状がもっと落ち着くまでロングステイします(きららさんが実際どうするかは必ず自己責任でご判断ください)。
~~追記~~
「痙攣を他剤で抑える方法はあるか?」
-> スミマセン、痙攣を抑える他剤についてはわかりません。調べてみたらリリカ、ガバペンチン、また抗痙攣薬としてデパケン、ラミクタールなどがあるようですがそれらの詳細については分かりません。詳しくは主治医に聞いてください。