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管理人
キーマスター「管理人様ならジアゼパムに置換されますでしょうか」
→ 回答:投与間離脱があればジアゼパムに置換します。投与間離脱がなければアルプラゾラムのまま減薬します。「ベンゾジアゼピンを複数服用してる事実に自分自身に嫌悪感を催し精神が摩耗している」
→ 回答:なんか焦っておられます。焦りは禁物、というより危険です。もっとゆとりを持ってください。ベンゾを複数剤処方されている人は別に珍しくありません。また、自分の脳を変えてしまった憎っくきベンゾですが、今現在の状況に焦点を当てて述べると、ベンゾは「自身の興奮系神経システムの暴走(つまり離脱症状)を食い止めてくれている大事な防波堤」であり、ありがたい命綱です。この理屈を理解していないと、減薬途中で必ず失敗します(例:“ちょい戻し”すべきところで戻さない、離脱症状が悪化していってるのにステイせず減薬を進めてしまう、「いついつまでに断薬する」というゴール(〆切)を決めてそれに固執してしまう、等);
接書の161~173ページにかけてアマゾン川のイラストを例えにして解説している箇所を改めて読んでください。※【おねがい】ところで、拙書「ベンゾ系睡眠薬・抗不安薬からの安全な離脱方法」をお求め頂きたいへんありがとうございます。もしご負担でなければアマゾンレビューを書いて頂けませんでしょうか。このような無償ボランティアでの回答活動を継続するモチベーションになります。簡素なレビューでも構いません。体調の落ち着いている時で結構です。どうぞよろしくお願いしますm(__)m
管理人
キーマスターレビュー書くには条件としてAmazonで年間5千円以上買い物していないといけなかったりします。
まあ、ムリしないで大丈夫ですよ。管理人
キーマスター私の場合は増薬して命が助かりました。拙書『ベンゾ系睡眠薬・抗不安薬からの安全な離脱方法』の143~144ページで解説した通りです。
また、アシュトンマニュアル21~22ページには次のように記載があります。
『ベンゾジアゼピンをまだ服薬中の場合、用量を増量すべきか?…<中略>…これは、あらゆるベンゾジアゼピン問題と同様に、環境や個人によってある程度異なる、判断が難しい状況であり、確固とした決まったルールはありません。』
『彼らは、ベンゾジアゼピンを再服薬して、より緩徐な減薬スケジュールをやり直したなら、離脱はもっとうまくいくだろうと考えます。しかし残念ながら、そうは簡単にいかないのです。…<中略>…当初のベンゾジアゼピンの用量では、二度目には効果がないことがしばしばあります。増量した場合にだけ、症状がある程度緩和する人もいるかもしれません。結局、再び離脱症状が消えない場合もあるのです(緩和する可能性もあれば、悪化する可能性もあります。)』以上のように、増薬が奏功するケースは確かにあります。
しかしながら決まったルールは無いとアシュトンも述べているとおり、アシュトンが診てきた約300人の患者群で、必ずしも増量した人すべてで離脱症状が緩和したわけではなさそうで、「個人によって異なる、判断が難しい状況」と述べています。回答になってないかもしれないですが、私の当時のケース(接書143~144ページで解説)では増薬して助かりました。
また、減薬途中で忍容不可能な症状に陥ったら“ちょい戻し”というテクニックで用量を戻す(いったん少し増薬する)手法も書籍内で紹介しているとおりです。
したがって、私だったら少しずつ増量していくかもしれません。しかしアシュトンが「個人によって異なる、判断が難しい状況」と述べているとおり、それが悪手になってしまう可能性も否定できません。何をするにしても、必ず自己責任で、主治医と相談の上実行してください。
※ アマゾンレビューの方、難しそうでしょうか。落ち着いたらで結構です。
管理人
キーマスター0.2%分の減薬は戻したのでしょうか?(戻して現在リボトリールを0.5mg/日服用?)
管理人
キーマスター完全に断薬してないので、用量を戻すことで悪化したり無効であったりする可能性は低いと思います(明言はできません。ご理解ください)。
「先ず1日に2回半錠ずつか、1日に1回1錠か、どちらがより体に影響が少ないでしょうか」
→回答:それでは大雑把すぎます。私だったら、0.1mgずつ(あるいは0.05mgずつ等。個体差と状況によります)慎重に用量を上げていきます。1日毎に上げていくか、それとも3日に一度か、それも個体差と状況により最善は違ってくるのでハッキリとした正解はありません(わかりません)。とりあえず1mg/日に達するまで少しずつ少しずつ上げていきます。上げていく途中で万が一症状が悪化するようなことがあればすぐに用量戻しをストップします。1mg/日に達して(あるいは途中段階でも)確かに離脱症状緩和の手ごたえを感じたら、さらに用量を増やしていくかどうかをそこで改めて再考します。以上、私だったらこうするだろう、という個人的な感想であり、これは医療アドバイスではありません。
自己責任でご判断願います。管理人
キーマスター白く沈殿しているものは添加物だったりコーティングが剥がれた一部だったりします。
すべてのベンゾ錠剤で試したわけではないのでわかりませんがそれらを気にする必要はありません。薬物有効成分は目に見えない無数の粒子となって水の中で浮いているはずです(正確には「水溶液」ではなく「懸濁液」となります。水に溶けてはいません。放っておくと皆沈んでいってしまいます。従って飲む直前は必ずよくかき混ぜてください。)。しかし、「大きな粒子(つぶ)」となると心配ですね。水ではなく、さ湯で試してみてはいかがでしょうか。
OD錠だとたしかに水溶液に向いてそうですが、実際やってみたら「大きな粒子(つぶ)」になってしまうんではしょうがないですね。通常錠で行う場合でも、さ湯で試してみてください。
※【おねがい】ところで、拙書「ベンゾ系睡眠薬・抗不安薬からの安全な離脱方法」をお求め頂きたいへんありがとうございます。もしご負担でなければアマゾンレビューを書いて頂けませんでしょうか。このような無償ボランティアでの回答活動を継続するモチベーションになります。簡素なレビューでも構いません。体調の落ち着いている時で結構です。どうぞよろしくお願いしますm(__)m
管理人
キーマスター拙書『ベンゾ系睡眠薬・抗不安薬からの安全な離脱方法』はお読みいただいてますでしょうか。
「第3章 ベンゾジアゼピンの具体的な作用機序」の「3-3 離脱症状発生メカニズム」(87ページより)にて解説しているように、離脱症状を発生させているのはベンゾではありません。自身の興奮系神経システムの暴走が離脱症状を発生させています。ベンゾはむしろそれを防ぐ防波堤のような役割をしています(163~173ページでアマゾンの川と防波堤のイラストで例えて解説していますので、そこも改めてお読みください)。
ですから「痙攣により減薬が進まない、減薬が進まないから痙攣が続いている」わけではありません。逆です。「0.1mlというほんの僅かな減量であっても減薬の進めすぎ」ということです。「離脱症状を耐えて、もう少し減薬を増やす勇気も必要でしょうか」
-> さらに離脱症状が悪化し、場合によってはクラッシュしてしまう可能性もあり危険です。上記で述べたように基本的なメカニズムを把握していれば分かることです。あくまで私だったら、という仮定で回答します。私だったらある程度用量を戻して、離脱症状がもっと落ち着くまでロングステイします(きららさんが実際どうするかは必ず自己責任でご判断ください)。
~~追記~~
「痙攣を他剤で抑える方法はあるか?」
-> スミマセン、痙攣を抑える他剤についてはわかりません。調べてみたらリリカ、ガバペンチン、また抗痙攣薬としてデパケン、ラミクタールなどがあるようですがそれらの詳細については分かりません。詳しくは主治医に聞いてください。管理人
キーマスターありがとうございます!
よろしくお願いいたします。管理人
キーマスター「やはり0.01%で始めてみたいと思いました」とおっしゃっていたことから、当然0.2%減らした分は元に戻して「改めて0.01%で仕切り直し」というコンセンサスが出来ていると思っておりました。
拙書『ベンゾ系睡眠薬・抗不安薬からの~』も読んでいただいてますから、減薬中、忍容不可能な離脱症状が発生したら“ちょい戻し”してからステイ、というテクニックもご存じと思います。今回も同じことです。すぐに戻すべきですが、離脱症状が緩和するかどうかはわかりません。
~~追記~~
「離脱症状が出たのが、減薬してから約1ヶ月だった為、戻してもまたその効果が出るのに1ヶ月近くかかると思いステイして…」
→ 半減期が長い、あるいは代謝が遅いという個体差によって離脱症状の発生に遅発性がある(遅れることがある)ことはよくあります。しかし、用量を戻したり増やしたり再服薬することは、薬物有効成分がすぐに消化され吸収されその血中濃度を上げますから、用量戻し等の効果はすぐに表れます(離脱症状発生後すぐに戻していれば)。「代謝」と「消化」を混同なさってます。管理人
キーマスター0.2%づつの減薬では大きすぎるから、いったん戻して0.01%づつの減薬からやり直す、という話ではなかったですか?
管理人
キーマスター拙書『ベンゾ系睡眠薬・抗不安薬からの安全な離脱方法』を読んでいただいてないのでしょうか。「マイクロテーパリング」および「スケール変換」で対応可能です。
管理人
キーマスター失礼いたしました。不眠以外にも離脱症状があり、忍容可能ギリギリのところにあるのですね。
プロチゾラム半錠のままのステイで症状が落ち着いてきたのであれば少しずつ安定化するかもしれません。しかし、期待するほどしないかもしれません。正直どうなるかはわかりません。仮にあくまで私だったら、ですが、少しずつプロチゾラムの用量を上げることを試みると思います。数か月も絶不眠のままでは衰弱していってしまうだろうと思います。また、睡眠が取れれば他の離脱症状も緩和する可能性は高いです。改めて書きますが不眠対処には拙書の228~232ページを参考にしてください。プロチゾラムやハルシオン単剤で離脱困難している人は普通におられます。短期作用型といってもプロチゾラムの半減期は7時間でアルプラゾラムやデパスと同じくらいです。力価もアルプラゾラムと同じくらいです。それらと同じように考えればよいと思います。また、力価が小さいからといって離脱困難性が弱いわけではありません。逆に、力価が強いからといって必ずしも離脱が困難となるわけでもありません。力価最弱のグランダキシンで困難する人もいます。力価最強のリボトリールで順調に離脱できた人もいます。本当に人それぞれです。
管理人
キーマスター2度のクラッシュを連続で経験し現在不安定な状況にあるかと存じます。しかし症状としては絶不眠だけであり、比較的中等度に収まってらっしゃるように思えます(そうはいっても絶不眠の辛さはよくわかります)。
しばしば聞く話として、クラッシュした後に用量を戻すとき、いきなり元の用量に戻すと不安定な神経システムが急激な増量に悪く反応してしまうせいか、副作用のような症状が現れるので、少しずつ増やしていって元の用量まで(または更なる増量)戻した、という話を聞きます。ですので私だったらプロチゾラムを少しずつ徐々に増量していくと思います。
~~他、追記~~
「日本人にはジアゼパムが合わない人が20%程いる」
→ 正確には「日本人にはジアゼパム代謝酵素であるCYP2C19が低活性(Poor Metabolizer;PM)の人が約20%程いる」です。合わないわけじゃありません。PMであれば普通の人より少ないジアゼパム用量で同じ効果を得られる、ということです(代謝率が低いのでその分血中濃度が高めになる)。そうであればジアゼパムの服用量を少なめに調節すれば良いだけのことです。「一度ベンザリンを追加してみた」
→ これでプロチゾラムを1錠にした時のように嫌な症状が何もなかったのが不思議です。なぜかはわかりません。ベンザリンはHmmmさんのGABA受容体に対しまったく親和性がなかったからかもしれません(単にスルーされてしまった)。「いづれは減薬そして断薬したいのですが、まずは立ち直さなければ前に進めない」
→ まったくその通りで、今は減薬のことを考える時ではありません。いちおう、症状が不眠だけですから依存性のない代替薬を使う手も考えられます。
拙書の228~232ページを参考にしてください。当然のことながら必ず主治医に十分相談の上、協力し合って方針を決めてください。管理人
キーマスターはい、また投稿ください。
レビューの件ありがとうございます!管理人
キーマスター拙書をお読みいただき大変ありがとうございます。
減量0.2%の階段だとやや忍容不可能な離脱症状が1週間出てしまうということなので、私だったらおっしゃる通り0.01%にして1週間後にどの程度の離脱症状が出るか試します。それで出る離脱症状が、10年間それでもやっていけそうだと思えれば、10日~2週間ごとに0.01%づつ減らしていけばよいです。離脱症状の出具合から考えて、0.05%でもいけそうか、0.1%ならどうか、等々試してみるかもしれません。「離脱症状の発生期間が減薬してから1週間で、0.2%減量だとこれくらいの強度」と分かっているので、ご自分でいくつかのオプションを試すのが簡単そうです。
「ベンゾショックから時間が経てば脳の過敏さは落ち着くものなのでしょうか?もし落ち着くならロングステイも良いのかな」
→ 絶対とは言えませんがそういうケースも少なくないかと思います。「私の様な者は管理人さんからしたら甘ちゃんかも知れませんが」
→ 確かに、クラッシュを2回も経験したにも関わらず、そこから症状を安定化でき減薬を再開できるだけでもかなりラッキーなほうなので、ご自分の運の良さにもっと歓喜、感謝しても良いかと思います。 -
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